2007年1月12日金曜日

大橋禅太郎「すごい会議で成果が変わる」レポ

慶応主催の夕学に参加してきました。講師は大橋禅太郎氏。

本講演では、次のような「成果をあげるための方法論」がワークショップ形式で行われた。
① 会議の構造と趣旨を説明した後、司会者は参加者に「今日の期待はなんですか?」という質問を行う。
⇒期待を質問することによって、参加者は自ら目的を設定して臨むようになる。
② 参加者は「今日の私の期待は、~」という形式で紙に書き、発表する。
⇒紙に書くことで他の人の意見に左右されずに意見をいうことができる。
③ 発言する際には、「私の考えでは/私の意見では~」という接頭辞をつける。
⇒「私の考えでは~」をつけることによって、事実と意見の混同を防ぐ。
④ 「何/誰が悪い」ではなく、「どのようにすれば~できるか」の形式にする。
⇒言葉の形式を変えるだけで、解決のための答えを探そうとする。
⑤ 問題の根底にある自分自身のひどい真実に目を向ける。
⇒問題の根底に横たわるひどい真実を明るみにだすことによって、本質からの問題解決が可能となる。

本講演は、質問や発言ルール、言葉のフォーマットというツールを参加者に体験させた後に考えさせ、さらに講演者が新たな洞察を与えることによって、より実感や感動を伴って理解することができるように考えられたものでした。これは大橋氏自身がこの手法によって自身の会社を変革させたときの体験に基づいています。

本手法は、自らが成果を挙げる主体としての責任を持って、効果的にプロジェクトに臨むことのできる有効な手法であると思います。特に、「どのようにすれば」という形にことばのフォーマットを変えるだけで自然と答えを探してしまうという行動現象は、私にとって興味深いものでした。他人や環境の責任にして自己を正当化し、他人を過小評価するという泥沼にはまらないためにも是非実践していきたいと思います。

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