ブログ上で貴重な参加の機会を与えてくださった浅野さま、講師としてご指導いただいた矢野さま、本ワークショップを知るきっかけならびに作業上のアドバイス、また最後のリフレクションで鮮やかな分類の例を示してくださった棚橋さま、ありがとうございました。
また、縁あって同じグループになった方々は、大学生と大学院生、社会人の混成チームでしたが、私以外みんな情報デザインやプロダクトデザインの人たちでいろんなお話を聞かせていただけました。もうそれだけでも私としては大収穫。
フォトカードソート・ワークショップ
■目的
近年フィールドワークで発見された事象からルールを導き出し可視化する技法として注目されている「フォトカードソート法」を、体験を通じて学ぶ。
当日の様子は皆様の下記のエントリに詳しいので細かいところは割愛し、一参加者の目線からのメモを。
・絵の多義性とタクソノミー(フォトカードソート・ワークショップを終えて)
・フォトカードソートWS フィールドワーク編
・フォトカードソートワークショップ(午前の部:横浜フィールドワーク)
■フィールドワーク編・意外と「意外性のある絵」って街中に無い!?
-横浜の街の中の「絵」探して、写真をとって来ましょうということで関内の駅からスタジアム、中華街、赤レンガを歩いてきました。街中って確かに看板やら企業ロゴやらピクトグラムやらの絵だらけ。個人的には普段と違う視点で街を歩くことで発見があるかなと思ったのですが、過度に期待しすぎたようです(ワークショップの主旨と関係ありません)。
-ただ、このときから「メッセージ性のある絵」というものに捉われていました。課題としては「絵」を大写しに撮って来いという指示しかないのに、すぐに意味やメッセージを求めてしまうのは悪いクセかなと思います。後のラベリング作業でも結局、意味に捉われて悩むことになってしまいました。
・一番、目につくのはピクトグラム
-自販機やごみ箱や標識で、人や手のピクトさんがあちこちで活躍してますね。あと、動物の絵も多い。特に海沿いはかもめ。印象的だったのは港湾局の工事中看板がなぜか象だったこと。
・昼食は中華街。
-これは休憩にもなりますがグループの皆とゆっくりと話ができたことが何より良かったです。おかげでこのあとのフィールドワークもグループワークもコミュニケーションが円滑に進みました。
■オープンカードソート編
・横浜デジタルアーツの教室に14時集合で絵を選別するのですが、申し訳ありません。。。集合に20分も遅れてしまいました。
・170枚(!)ほど撮って来た写真から似ていない30枚を選び出す
-遅刻したので急ピッチで選別。そしたらすぐに他のチームに追いつきました(笑)。こういうときの思い切りはいいんですがね。
・印刷して番号振ってカッターで切る
-裏がポストイットになってる厚手の紙に写真を印刷して切る。楽しい工作タイム。
・そしてカードのグルーピング&ラベリング
-グループワークの醍醐味!あーだこーだいってグルーピング。「それとこれは同じグループじゃないでしょ!」「でもこっちに入れるんならラベル名を変えないと合わなくなっちゃうよ!」「うーん、こいつらのラベル名って“位置情報”?」「いや、それは無いでしょ!」
■クローズドカードソート編・模造紙に自分たちの付けたラベルだけ貼って他チームの人にカードを分類してもらう
-1人目は間違ったのは3つだけ。2人目は5つ。わりと正答率が高い。
-中華街の山下電気のロゴマークが“警告”に分類されてしまう!電気を示す雷マークが危険を表してるっぽいんですよねー。
■リフレクション・ラベル同士が直交した関係を保っていないと、分類のとき「こっちにも入るしこっちでもいける」情報が出てしまう
・今回は画像情報なので特に多義性を持った情報だったのですが、写真を撮った自分たちだけがわかる意味に捉われてしまう場合がある。現に山下電気のロゴは自分たちにしかロゴマークに見えず、他の人には警告の意味を発していたわけです。
・多義性ゆえに、どうしても複数のラベルに入ってしまうコウモリさんが出てきてしまう。これは初めて見た人が読み取る意味、つまり一番ダイレクトに届く情報がどれかを想像しないといけない。
・それにしても「絵の意味」というものに捉われすぎてしまいました。なぜ形状だとか、色だとかに発想が行かなかったのか。結果的にどのグループもそうだったのですが、だからこそ棚橋さんがカラーというシンプルかつ絶対にダブらないラベリングをされているのを見て、「負けた!」という悔しい思いをしました。
■番外編 懇親会
異業種の方々のお話が面白いこと。グラフィック系のお仕事から感性工学のお話まで。
学生の皆さんからは逆に質問されたりして、話題は尽きませんでした。ありがとうございました。

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