ひさびさの未来館。友人がここにいるので何かと今年はお台場に縁がある。
サイエンスアゴラでブレインマシンインタフェース(BMI)の研究者の発表を聞いて、サイエンスライターとして著名な最相葉月さんと福岡伸一さんのパネルディスカッションを聴いて来た。
ある研究会で高橋透さんと知り合い、「サイボーグ・フィロソフィー」を読んで改めて人間とは何か、科学が人間をどう変えるかという視点でBMIを見るようになった。
「絶対音感」でその名を知らしめた最相葉月さん。ある現象があったときに自分自身が理解を深めるためのアプローチが彼女にとっての科学であると語る。「絶対音感」は人間の感覚は人それぞれ、相対的なものであると思っていたのに何故絶対音感なんてものがあるのか?という疑問から始まったという。福岡さん曰く、「禁欲的なまでにエビデンスだけで書く驚くべきスタイル。作家というより学者」。
「生物と無生物のあいだ」の著者、福岡さんは新種の虫を発見することを夢見ていた少年の頃、ある昆虫研究者との出会いから、この世の中に昆虫を研究するという職種があるという重要なを発見したという。ただし、ファーブルのように単に自然をみて記述するという世界は既になくなっていたので、ミクロな世界で新しい遺伝子を見つける研究の道に入った。
教科書に書いてあるような科学の説明は、遠くから北アルプスをみて山の名前を言っているに近い。たまたまピークに登った人がノーベル賞をとったが、実はそこまでに道をつくった人がたくさんいる。彼はアンサングヒーロー(縁の下の力持ち)に光をあて、道をつくった人たちについて語る。
両氏ともにわかりやすく本質を伝えることに対する求道者である。

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